朝起きるのがつらいのは、心のSOSかも?

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〜「ただのだるさ」で片づけないでほしい気持ちのサイン〜

朝になると、体が重い。
アラームを止めて、布団の中でしばらく動けない。
「また今日が始まってしまう…」と思うと、気が重くなる。

そんなあなたへ。
まず伝えたいのは、「それは“甘え”ではない」ということ。

■ 朝起きられないのは、心が疲れているサインかも

人は、身体が疲れていても眠れなかったり、
心がしんどいときほど、朝が一番つらく感じるものです。

特にHSPのように感受性の強い人は、
前日の出来事や、これから起こることを想像して、
“無意識のうちに”気力を消耗してしまっていることがあります。

■ よくある“心のSOSサイン”とは?

・朝、理由もなく涙が出る
・起きようとすると動悸がする
・布団から出るだけで精一杯
・前日に「明日は起きなきゃ」と思うほどつらくなる

これらは、「もう無理して頑張るのをやめてほしい」
という、心からの静かな訴えなのかもしれません。

🌱 心のSOSに気づく3つのヒント

💡 1. 「何がつらいのか」ではなく、「つらい」を受け止めて

「なぜこんなにしんどいの?」
「他の人はちゃんとやってるのに…」

ついそう思ってしまいますよね。
でも、“理由がわからないつらさ”こそが、深いSOSであることが多いのです。

まずは「しんどいね」「今日もよく起きたね」と、
自分の気持ちに“ジャッジせずに寄り添う”ことから始めてみてください。

💡 2. 朝のルールを「ゆるめる」

頑張り屋さんほど「毎朝◯時に起きなきゃ」と思いがち。
でも、それがプレッシャーや自己否定につながるなら、本末転倒です。

たとえば…
・5分でも長く布団にいていい
・朝ごはんが食べられなくてもいい
・起きたら窓を開けるだけでOK

“自分に優しくできる朝の過ごし方”を、ひとつでも見つけてみましょう。

💡 3. 誰かに「しんどい朝が続いてる」と話してみる

つらさをひとりで抱えていると、
どんどん「自分だけがダメなんだ」と思い込んでしまいます。

完璧に説明しなくても、「最近ちょっと朝がしんどくて…」と、
一言だけでも誰かに話せると、心の重さが少しだけ軽くなることもあります。

■ あなたは今日も、起きようとしただけで十分すごい

朝がつらいというだけで、自分を責めないでください。

「また布団から出られなかった」
「社会人なのに、こんなんじゃダメだ…」

そうやって苦しくなってしまうとき、
あなたの心はもう限界ギリギリのところで踏ん張っているのかもしれません。

起きられた日は、自分をうんと褒めてあげてください。
起きられなかった日も、「それだけ疲れてたんだね」と、いたわってあげてください。