ストレスがたまると涙が出るのはなぜ?

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〜涙は、心が「もう限界だよ」と教えてくれるサイン〜

ふだんは平気だったのに、
ある日突然、涙があふれて止まらなくなった。
何に泣いているのか、自分でもわからない。

そんなとき、ありませんか?

「こんなことで泣くなんて、私おかしいのかな…」
「泣きたくないのに、勝手に涙が出る…」

でも実はそれ、心があなたを守ろうとしている“自然な反応”なんです。

■ 涙は、心のブレーキ

ストレスが積み重なると、心の中に見えない荷物がどんどん増えていきます。

それでも毎日をこなそうとするあなたのために、
脳は“涙”という方法で、ブレーキをかけようとするのです。

▶︎ 涙を流す=ストレスの出口
▶︎ 涙=もうこれ以上抱えきれないというサイン

涙が出るのは、がんばってきた証拠であって、
決して「弱いから」「情緒が不安定だから」ではありません。

■ なぜ涙が出る?脳と自律神経の関係

人の体は、ストレスがたまると交感神経(緊張モード)が優位になります。
でも、涙を流すことで副交感神経(リラックスモード)が働き、
心と体を回復させようとするスイッチが入るのです。

泣いたあとに「少しスッキリした」と感じるのは、
この自律神経の切り替えが起こっているからです。

💡 少し深掘り:涙と副交感神経のつながり

涙を流すことで、呼吸がゆっくりになり、心拍が落ち着き、筋肉の緊張がゆるんできます。

これは副交感神経が優位になることで、脳や身体が「安心モード」に切り替わったサイン。

また、感情の涙にはストレスホルモン(コルチゾール)を排出する働きもあるとされ、
心と体が整おうとする“自然なプロセス”でもあります。

🌱 涙が出たときのやさしい対処法

💧 1. 無理に止めようとしなくていい

「泣いちゃダメ」と抑えると、心にさらにフタをしてしまいます。
涙が出るときは、心が自然にガス抜きしている状態。

ひとりになれる場所で、安心して泣ける時間を作ってあげてください。

💬 2.「理由のない涙」も認めてあげて

・「何に泣いてるのか、自分でもわからない」
・「どう説明すればいいのか分からない」

そんなときも、ちゃんと意味があります。

感情が言葉になる前に、涙で出てきているだけ。
言葉が追いつかないほど、心が揺れているだけなんです。

🫧 3. 泣いたあとは、やさしく“回復モード”に

・ぬるめのお風呂に入る
・静かな音楽を流す
・好きな香りで呼吸を整える
・やわらかいブランケットに包まれる

涙のあとこそ、「自分にやさしくする時間」が大切です。

■ 涙は「がまんしすぎた証」でもある

なんでこんなことで泣くの?
もっと強くならなきゃ…

そんなふうに思わなくて大丈夫。

涙は、あなたの「限界サイン」であり、
それまでずっとがんばってきた“強さ”の証明です。

あなたの涙を、責めないであげてください。
そして、泣いたあとには、そっと自分を抱きしめてあげてください。

▶︎ 涙は、心が発する「大丈夫?」のサインです。
▶︎ 自分を守るために、泣いてくれたことに感謝してあげましょう🌿

著者

HARUberry

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