責任転嫁する人との上手な関わり方

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〜「あの人のせい」にされないために、心を守る距離感〜

「え?それ、私のせいなの?」
「いつも誰かを悪者にして、自分だけ被害者みたい…」

そんな“責任転嫁”ばかりしてくる人に、
心がざわついたり、巻き込まれて疲れてしまった経験はありませんか?

■ 責任転嫁する人って、どういう人?

責任転嫁とは、本来自分にあるはずの責任やミスを、
他人のせいにして自分を守ろうとする言動のこと。

よくある特徴は──
・ミスやトラブルが起きると、すぐ他人の名前を出す
・「自分は悪くない」と何度も言い訳をする
・正当な指摘にも逆ギレしてくる
・人によって態度を変える

▶ こうした人は、自分を責められることに強い恐れを持っていたり、
自尊心がもろく、間違いを認めるのが怖い人でもあります。

■ 責任転嫁されやすい人の傾向

・空気を読んで先に謝ってしまう
・「悪者になりたくない」と考えがち
・相手の感情に敏感すぎて、自分の軸を失いやすい

▶ HSPや共感力が高い人は、特にターゲットにされやすいのです。

🛡️ 責任転嫁する人と関わる3つのヒント

1. 「あ、また始まった」と“観察する視点”を持つ

相手の言動にいちいち反応すると、心が消耗してしまいます。

▶ たとえば…
・「また他人のせいにしてるな」
・「あれはあの人の癖だから」と客観的に見る

👀 “観察者モード”になることで、感情的に巻き込まれにくくなります。

2. その場で“ジャッジ”しない

責任転嫁されても、その場で真っ向から否定や反論をしないのがポイントです。

▶ なぜなら…
・相手が感情的だと、何を言っても逆上される
・言い負かしても、改善されないどころか“敵認定”されてしまうことも

🫧 一旦受け止めたように見せて、落ち着いた後で第三者と共有した方が安全です。

3. “受け取らない習慣”をつくる

責任転嫁されても、
「それはあなたの課題だよね」
「私は冷静に判断しよう」

と、自分の中で“線を引く”言葉を持っておくと楽になります。

■ それでもしんどいときは、距離をとっていい

どれだけ頑張っても、責任転嫁してくる人の態度が変わらないとき──
無理に近づかなくていいし、あなたが壊れてまで関わる必要はありません。

・会話を減らす
・必要最低限の関わりにする
・第三者を介してやりとりする など

▶ 「あなたのせいだ」と言ってくる人に、
▶ 「そうかもしれない」と思わなくていい。

あなたには、あなたの視点と感情があります。
相手の不安や未熟さを、あなたが引き受ける義務はありません。