― 無理のないスケジュールの再設計 ―
「予定はそれほど多くないのに、なぜか疲れている」
「一つひとつは軽い用事なのに、心がもたない」
HSPの方が感じやすいこの違和感は、
スケジュール管理の“考え方”が合っていないことから生まれます。
HSPは、
予定の数ではなく、神経をどれだけ使ったかで疲れます。
🔍HSPにとって「疲れる予定」とは
一般的には、
「忙しい=予定が多い」
と考えられがちです。
しかしHSPにとって本当に消耗するのは、
次のような予定です。
神経を消耗しやすい予定の例
- 人と会う(特に初対面・気を遣う相手)
- 決断や選択が必要な用事
- 感情を抑えたり、場に合わせる時間
- 先が読めない予定
- 複数のことを同時に考える必要がある場面
これらはすべて、
神経をフル稼働させる予定です。
🧠なぜ神経が先に疲れるのか
HSPの脳は、
・相手の反応
・場の空気
・細かな変化
を常に読み取っています。
そのため、
体は座っているだけでも、
神経は働き続けている状態になります。
これは、
「見えない労働」をしているようなもの。
予定表に書かれない疲労が、
静かに積み重なっていきます。
🌸HSPのための「予定の立て方」再設計
① 一日の中に「神経を使う予定」を数えてみる
まずは、
予定の数ではなく
神経を使う予定が何個あるかを意識してみましょう。
例:
・午前:人と会う(神経大)
・午後:一人で作業(神経小)
この視点だけでも、
無理な詰め込みが減ります。
② 神経を使う予定は“連続させない”
HSPにとって一番きついのは、
神経を使う予定が続くことです。
・人と会う → すぐ別の人と会う
・外出 → 外出 → 用事
間に
刺激が少ない時間を必ず挟みましょう。
短時間でも、
神経の回復には十分です。
③ 予定の「前後」もスケジュールに含める
HSPは、
予定そのものだけでなく
準備と反省にも神経を使います。
・行く前に考える
・終わった後に振り返る
これも疲労の一部です。
予定を入れるときは、
前後に余白を持たせることが
心を守る設計になります。
💡「できる日」と「できない日」があるのは自然
HSPの神経の状態は、
日によって大きく変わります。
昨日できたことが、
今日はつらい。
それは怠けでも後退でもありません。
神経の消耗度が違うだけです。
予定は、
「毎日同じようにこなすもの」ではなく、
「その日の状態に合わせて調整するもの」。
そう考えるだけで、
自分への厳しさが和らぎます。
💬最後に
HSPが生きやすくなるためには、
予定を増やす工夫ではなく、
神経を守る工夫が必要です。
スケジュールは、
自分を追い立てるためのものではなく、
自分を守るための道具。
次回は、
この予定設計と深く関わる
**「安心の型(ルーティン)」**についてお話しします。
Haruberryは、
あなたのペースを尊重する日常づくりを、
これからも一緒に考えていきます。







