📚 本を一冊ずつ読まなくても、いいんだって気づいた日

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先日、上白石萌音さんのインタビュー記事を読んで、ハッとさせられたことがありました。
彼女は読書が大好きで、**「5〜6冊を同時に並行して読む」**というスタイルを取っているそうです。

えっ、そんな読み方、ありなの?
最初はちょっと驚きました。でも、どこか心がふっと軽くなったのも事実です。

私はずっと「本は一冊ずつ読破しなければいけない」と思い込んでいました。
途中で違う本に浮気したら、なんだか不真面目な気がして…。
でも、その“真面目さ”が、いつしか読書そのものを重たくしてしまっていたんです。

そんな私にとって、「気分に合わせて本を変えていい」「何冊も並行していい」という考え方は、まるで心の鎖が外れたような感覚でした。


🎒 読書って、学生の時間割に似ている?

ふと思ったのですが、
この「複数の本を同時に読むスタイル」って、学生が一日の時間割でいろんな教科を学ぶのと似ている気がします。

たしかに、1日中ずっと数学だけを勉強する人はいませんよね。
国語や社会、体育や音楽と、それぞれの時間に応じて自然に教科を切り替える。
それと同じで、読書も気分や心の状態に合わせて“本の時間割”を作っていいのかもしれません。

この視点に気づいたとき、さらに「読書って自由でいいんだ」と思えたんです。


🌱 同時並行読書が自然でおすすめな理由3つ

① 本によって使う感覚が違うから

たとえば哲学書は「深く考える」、小説は「感情を味わう」、詩集は「言葉の余白に浸る」など、
読む本によって使う心の場所が少しずつ違います。
だからこそ、その時の自分に合うものを選ぶのが自然なんだと思います。

② 飽きずに読書が続けられるから

もし1冊にこだわって途中で飽きてしまったら、読書そのものから遠ざかってしまいますよね。
いくつかの本を並行して読むことで、「今日はこっちの気分」と、気持ちに寄り添う読書ができます。

③ 思わぬ気づきが生まれるから

全く違うジャンルの本を行き来することで、ふとした瞬間に
「この本とあの本、どこか通じるものがあるな…」と感じることもあります。
まるで、異なる教科の学びがどこかでつながっていくように。


☕️ 私の読書スタイルが変わったこと

今では、数冊の本を机の上に置いて、気ままにページを開いています。
「読み切らなきゃ」ではなく、「今の私が読みたいものを選ぶ」。
それだけで、読書がグンとやさしく、心に寄り添うものになりました。


🍃 読書も人生も、ひとつずつじゃなくていい

私たちはきっと、毎日いろんなことを感じて、揺れて、考えている。
だからこそ、読む本だって、その時の“わたし”にちょうどよいものを選んでいい。

一冊ずつじゃなくていい。
読み切らなくてもいい。
そのページが、いまの私にとって意味があるなら、それだけで十分。

今日も、心にそっと寄り添ってくれる本と出会えますように。


📎 参考記事:
Yahoo!ニュース|上白石萌音、好きな読書は「5〜6冊同時並行で」
(日刊スポーツ/2025年9月6日配信)