前回のコラムでは、
「HSPは甘え」と言われて苦しい理由について、
それが“あなたの問題ではない”可能性をお伝えしました。
では実際に、
「甘えだよね」と言われたとき、どうすればいいのでしょうか。
今回は、
その場で使える具体的な対処法をお伝えしていきます。
▶まだ読んでいない方は、こちらも参考にしてみてください。
👉HSPは甘えと言われて苦しいあなたへ|それは“空気の問題”かもしれません
「甘えだよね」と言われたとき、どうすればいいのか
「それって甘えじゃない?」
そんなふうに言われたとき、
言い返したほうがいいのか、
それとも黙っていたほうがいいのか、
迷ってしまうことはありませんか。
その場では何も言えず、
あとからモヤモヤが残ることも多いと思います。
大切なのは「正しい返し」ではありません
まず最初にお伝えしたいのは、
正しい返答を探さなくていいということです。
なぜなら、
「甘えだよね」と言ってくる相手は、
あなたを理解しようとしている状態ではないことが多いからです。
そのため、
・正論で説明する
・わかってもらおうとする
こうした対応は、
かえって消耗してしまうことがあります。
バウンダリーとは「巻き込まれないこと」
ここで大切になるのが、
**バウンダリー(境界線)**という考え方です。
バウンダリーとは、
▶どこまでが自分で、どこからが相手か
▶何を受け取って、何を受け取らないかを決めること
です。
ハルベリーでは、
👉言い返すことではなく、巻き込まれないことを大切にしています。
そしてハルベリーでは、
この境界線は、はっきり線を引くものではなく、
そのときの状況や相手によって変わっていいものだと考えています。
つまり、
0か100かをはっきりと決めるものではなく、
▶「少し受け取る」
▶「少し距離を取る」
▶「ここまでは受け取るけど、ここからは受け取らない」
そんなふうに、
自分の中でグラデーションで調整していけるものです。
だからこそ、
👉言い返すことではなく、
👉巻き込まれないことを大切にしています。
🎯すぐ使える実際の返答パターン
① 一番やさしい距離の取り方
👉「そういう見方もありますよね」
✔ 相手を否定しない
✔ でも同意もしない
✔ 会話を広げない
② さらっと流す
👉「そう思う人も多いですよね」
✔ “あなたの意見”に限定できる
✔ 自分の問題にしない
③ 少しだけ自分を守る
👉「私はちょっと違う感じ方なんです」
✔ 自分の立場だけ伝える
✔ 争いにならない
④ 深入りさせない(上級)
👉「そう感じるんですね」
✔ 完全に相手に返す
✔ 自分は中に入らない
❌やらないほうがいい返し
👉「甘えじゃありません!」
👉「HSPは科学的に〜」
こうした返しは、
👉相手の土俵に乗る
👉空気戦争になる
ため、消耗しやすくなります。
🏥職場で言われた場合
✔基本戦略
👉波風を立てずに、巻き込まれない
職場では、
👉「正しさ」より
👉「空気を乱さないこと」
が優先されやすい環境です。
✔おすすめ対応
👉「そういう考え方もありますよね」
👉「そうですね、この件どう進めますか?」
👉会話を“業務”に戻すことで、
自然に距離を取ることができます。
✔現場で起きやすい空気(重要)
特に、看護師の現場では、
「我慢できる人が正しい」という空気が強く、
つらさを感じた側が
「弱い」「甘え」と見られてしまう構造が生まれやすくなります。
その中で「甘えだよね」と言われると、
👉あなた個人の問題ではなく
👉その場の空気に合わせる圧力として使われている
ことも少なくありません。
✔ポイント
👉**「わかってもらう」は捨ててOK**
その代わりに、
👉**「消耗しない」を優先する**
これが大切です。
👨👩👧家族で言われた場合
✔基本戦略
👉距離を“少しだけ”調整する
家族は距離が近いため、
そのままだと入り込まれやすくなります。
✔おすすめ対応
👉「そういう言い方されるとちょっとつらいな」
👉「私はそうは思ってないよ」
👉「この話はあまり広げたくないかな」
✔強めの対応
👉「ちょっと今この話は離れるね」
👉物理的・心理的に距離を取ることも大切です
✔ポイント
👉**「わかってもらえない家族もいる」前提を持つこと**
ここで無理に理解させようとすると、
一番消耗してしまいます。
🧩一番大事なこと
本質はここです👇
👉**「どう返すか」より「どこまで受け取るか」**
たとえば、
「甘えだよね」と言われたとき、
👉(この人の価値観なんだな)
👉(全部を受け取らなくていい)
と心の中で一歩引く。
これができると、
👉その言葉は“攻撃”ではなく
👉“ただの音”に変わっていきます
🌿まとめ
👉バウンダリー(境界線)とは
・強くなることではない
・言い返すことでもない
👉バウンダリーとは、巻き込まれないこと
👉あなたがやることは3つだけ
① 相手を変えようとしない
② 受け取る量を減らす
③ 距離を調整する
無理にうまく返そうとしなくても大丈夫です。
少しずつ、
あなたが楽でいられる距離を見つけていけたら、それで十分です。
目次
🔗内部リンク
👉HSPは甘えと言われて苦しいあなたへ
👉HSPのお悩み総合ガイド|気を遣いすぎて疲れるあなたへ
👉空気とは何か|人間関係を支配する見えない構造
👉境界線とは何か|やさしさを守るために必要な考え方







