〜アイメッセージが“攻撃”と受け取られてしまう理由と、その伝え方〜
「ちゃんと気持ちを伝えたのに…」
「“私”を主語にしたのに…」
「どうして責めたことになってしまうんだろう?」
そんなふうに、アイメッセージを使ったのに誤解された経験はありませんか?
今日は、そんなあなたに向けて──
なぜアイメッセージが“攻撃”に聞こえてしまうのか、どうしたらもっと伝わりやすくなるのかを、やさしく整理してみます。
■ アイメッセージとは?
「I(私)」を主語にして、自分の気持ちや考えを相手に伝える方法です。
たとえば:
・×「あなたのせいで傷ついた」
・◎「私は、あの言葉を聞いたとき、悲しくなった」
■ なぜか“責められた”と受け取られてしまうことがある
それは、あなたの伝え方が下手なのではありません。
心理的な要因が関係しています。
① 内容そのものが「評価・否定」に聞こえることがある
② 相手が防衛モードにあると、何を言っても責めに聞こえる
③ 自分の感情に「正当性」が乗ってしまうと、無意識の圧になってしまう
■ 伝わりやすくする3つの工夫
1. 評価ではなく「感情」を伝える
→ ◎「私は、びっくりして少し不安になった」
2. 「お願い」や「希望」を添える
→ ◎「○○のとき、事前に教えてもらえるとうれしいです」
3. 「〜かもしれない」と柔らかさを入れる
→ ◎「深読みしすぎたかもしれないけど…」
■ それでも伝わらないときは…
どんなに工夫しても、うまく伝わらないことはあります。
自分を責めないでください。
相手のタイミング・受け取る準備・経験・相性…
すべてを完璧に伝えることは誰にもできません。
■ 「伝えようとしたあなた」は、もう十分誠実です
言葉にして思いを伝えようとする。
それだけで、あなたは関係と相手を大切にしている証拠です。
▶︎ たとえうまくいかなくても、あなたの中にある“伝えたい気持ち”は、本物です。
▶︎ そしてその誠実さは、時間をかけてきっと誰かに届きます。