「ちゃんとしなきゃ」が苦しい人へ|完璧を目指しすぎる心との付き合い方

コラム
  1. ホーム
  2. コラム
  3. 「ちゃんとしなきゃ」が苦しい人へ|完璧を目指しすぎる心との付き合い方

「ちゃんとしなきゃ」

「迷惑をかけちゃいけない」

「もっと頑張らなきゃ」

そんなふうに、自分を追い込んでしまうことはありませんか?

仕事ではミスをしてはいけない。

家事や育児もちゃんとやらなきゃいけない。

周囲に気を配り、期待に応えなければならない。

そして、できなかった時には、

「自分はまだまだだ」

「もっと頑張らなきゃ」

と自分を責めてしまう。

真面目で責任感の強い人ほど、

この「ちゃんとしなきゃ」という思いを抱えやすいものです。

今回は、

『ちゃんとしなきゃ』が苦しくなる理由と、完璧を目指しすぎる心との付き合い方について考えてみたいと思います。


「ちゃんとしなきゃ」と思うのは悪いこと?

最初にお伝えしたいのは、

「ちゃんとしなきゃ」と思うこと自体は悪いことではない、ということです。

責任感がある。

相手を大切にしたい。

期待に応えたい。

それはあなたの優しさでもあります。

だからこそ、

周囲からは、

「真面目な人」

「しっかりした人」

「頼れる人」

と思われていることも多いでしょう。

しかし、

その気持ちが強くなりすぎると、

自分自身を苦しめてしまうことがあります。


真面目な人ほど、自分に厳しい

真面目な人は、

自分に対しても高い基準を持っています。

例えば、

90点できたとしても、

「あと10点足りなかった」

に目が向く。

褒められても、

「まだまだです」

と受け取れない。

休んでいても、

「本当はもっと頑張れるはず」

と罪悪感を抱く。

このように、

できていることよりも、

できていないことに意識が向きやすいのです。


「ちゃんと」の基準は人それぞれ

ここで一つ考えてみたいことがあります。

あなたが思う「ちゃんと」は、

本当に絶対的な基準でしょうか?

例えば、

「毎日完璧に家事をこなす」

ことを「ちゃんと」だと思う人もいれば、

「今日は疲れているから最低限でいい」

と思う人もいます。

仕事でも、

「100点じゃないとダメ」

と思う人もいれば、

「70点でも十分」

と考える人もいます。

つまり、

「ちゃんと」の基準は、人によって違うのです。

それなのに、

自分だけが厳しい基準を持ち続けていると、

どれだけ頑張っても満足できなくなってしまいます。


完璧を目指しすぎると疲れてしまう

完璧を目指すことは、

悪いことではありません。

しかし、

常に100点を目指し続けるのは、とても疲れることです。

なぜなら、

人は完璧ではないからです。

失敗することもあります。

うまくいかない日もあります。

疲れて動けない日もあります。

それでも、

私たちは生きています。

だからこそ、

時には、

「今日はこれで十分」

と自分に許可を出すことも大切なのです。


「ちゃんとできない自分」はダメなのか

もし、

思うようにできなかった日があったとしても、

それはあなたの価値が下がったことを意味しません。

疲れている日。

体調が悪い日。

心に余裕がない日。

そんな日もあります。

それでも、

あなたがこれまで頑張ってきた事実は変わりません。

だから、

「ちゃんとできなかった自分」

を責めすぎないでください。

完璧ではない自分も、

あなたの大切な一部なのです。


「ちゃんとしなきゃ」が強い人ほど、優しい人なのかもしれない

「ちゃんとしなきゃ」と思う人は、

周囲のことを考えられる人です。

迷惑をかけたくない。

役に立ちたい。

期待に応えたい。

そんな優しさを持っています。

だからこそ、

少しだけ、

その優しさを自分自身にも向けてあげてください。

「今日は十分頑張った」

「今の自分でも大丈夫」

そう声をかけてあげることも、

とても大切なことなのだと思います。

「ちゃんと」の基準を少し緩めてみる

ここまで、

「ちゃんとしなきゃ」が苦しくなる理由についてお話ししてきました。

では、

どうすれば少し楽になれるのでしょうか。

まず大切なのは、

自分の中の「ちゃんと」の基準を見直してみることです。

今まで100点を目指していたとしたら、

70点でも十分かもしれません。

家事も。

仕事も。

人間関係も。

すべてを完璧にこなそうとすると、

心も身体も疲れてしまいます。

だから、

「今日はこれくらいで大丈夫」

と、自分に許可を出してあげることも必要なのです。


「できなかったこと」より「できたこと」に目を向ける

真面目な人ほど、

できなかったことを探すのが得意です。

「あれもできなかった」

「もっと頑張れたはず」

「まだ足りない」

そうやって、

自分に厳しい言葉をかけ続けてしまいます。

でも、

一日の終わりに、

「今日できたこと」

にも目を向けてみてください。

仕事に行った。

ご飯を作った。

誰かに優しくできた。

休むことができた。

それも立派な「できたこと」です。

小さなことでも、

自分で認めてあげることが大切なのだと思います。


休むことに罪悪感を抱かなくていい

「休むと怠けている気がする」

「もっと頑張らなきゃいけない」

そんなふうに感じる方もいるかもしれません。

しかし、

休むことは怠けることではありません。

休息は、

また前に進むための準備でもあります。

もし、

大切な人が疲れていたら、

「少し休んでね」

と声をかけるのではないでしょうか。

それなら、

自分自身にも同じ言葉をかけてあげてください。

「少し休んでも大丈夫」

「今は休む時間も必要なんだ」

そう思えることも、

自分を大切にすることの一つです。


完璧じゃなくても価値は変わらない

ここで、

一番お伝えしたいことがあります。

それは、

完璧な自分

=価値がある

完璧じゃない自分

=価値がない

ではないということです。

私たちは時々、

「ちゃんとできる自分」

にしか価値がないように感じてしまいます。

でも、

失敗する日があっても。

思うようにできない日があっても。

疲れて立ち止まる日があっても。

あなたの価値は変わりません。

完璧ではない自分も、

大切な自分自身です。


自分にも優しさを向けてみる

「ちゃんとしなきゃ」が強い人は、

他人に対して優しい人が多いように感じます。

相手を思いやることができる。

迷惑をかけたくない。

期待に応えたい。

だからこそ、

少しだけ、

その優しさを自分自身にも向けてみてください。

「今日もよく頑張った」

「十分やっている」

「今の自分でも大丈夫」

そんな言葉を、

自分にかけてあげることも大切です。


最後に

「ちゃんとしなきゃ」

という気持ちは、

あなたの責任感や優しさの表れなのかもしれません。

だから、

その気持ち自体を否定する必要はありません。

ただ、

それによって苦しくなっているなら、

少しだけ基準を緩めてみても良いのだと思います。

60点でも。

70点でも。

「今日はこれで十分」

そう思える日があっても良いのです。

完璧ではない自分。

頑張れない日がある自分。

そんな自分も含めて、

あなた自身です。

だから、

どうか忘れないでください。

あなたは、

完璧じゃなくても大丈夫です。

今のあなたも、

十分頑張っています。

そして、

そのままでも十分価値のある存在なのだと思います。


あわせて読みたい

人に気をつかいすぎて疲れるあなたへ
「ちゃんとしなきゃ」と思う人ほど、相手を優先しすぎて自分を後回しにしてしまうことがあります。人間関係で疲れやすい方へ向けたコラムです。

嫌われた気がして落ち込む人へ
相手の表情や言葉を気にしすぎて、自分を責めてしまうことはありませんか?繊細な心との付き合い方についてお伝えします。

「わかってもらえない苦しさ」を抱えている人へ
頑張っているのに理解されない。そんな孤独感やつらさを抱えている方へ向けたコラムです。

頑張っているのに報われないと感じる人へ|努力と自己価値の関係
「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込み続けていませんか?努力が報われないと感じる背景と、自分自身の価値との向き合い方についてお伝えしています。


🌿ひとりで抱え込まなくて大丈夫です

ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。

もし、

・自分の気持ちを整理したい

・誰かに安心して話してみたい

・ひとりでは考えがまとまらない

そんな時は、
無理に頑張り続けなくても大丈夫です。

HARUBERRYでは、
大学病院で成人・小児医療、そして精神科病院で18年以上,
多くの方の心に寄り添ってきた経験を活かしながら、
あなたの気持ちを一緒に整理していきます。

▶︎ 初回3,000円のご案内はこちら


🌿HARUBERRYを応援する

この記事がお役に立ちましたら、
HARUBERRYの活動を応援していただけると、
とても励みになります。

▶ HARUBERRYを応援する